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2015年11月26日(木)

賃上げ要求 月2万円以上を

戦争法廃止2000万署名の成功へ

国民春闘共闘が討論集会

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(写真)主催者あいさつをする小田川氏=25日

 全労連や純中立労組などでつくる国民春闘共闘委員会は25日、静岡県内で2016年国民春闘討論集会を開きました。方針案では、賃上げ要求額月額2万円以上、時間額150円以上の提起と、戦争法廃止の統一署名の推進を掲げました。

 主催者あいさつで小田川義和代表幹事(全労連議長)は、安倍政権に対抗し、「立憲主義と平和主義守れ」の運動を職場や地域から強め、戦争法廃止の2000万統一署名の成功をよびかけました。アベノミクスのもとで労働分配率は低水準に落ち込み、労働者と国民に痛みを強いるなか、すべての労働者の賃上げ・底上げは待ったなしだと指摘。実質賃金の回復にむけた運動を飛躍的に高めるとともに、社会的な賃金闘争を繰り広げようとよびかけました。

 方針案を提案した井上久事務局長は、国民的な世論と共同を広げ、戦争法廃止の統一署名を組合員1人あたり10人以上集めようと提起しました。

 賃金要求では、生計費原則にもとづく底上げ要求に加え、物価上昇など暮らしの悪化も考慮して、実質賃金を引き上げる必要があると強調。最低賃金要求として時間額1000円以上、日額8000円以上、月額17万円以上を提起。すべての働く人々の底上げを実現し、時給1000円未満をなくそうと提案しました。

 特別報告で、医労連の代表は全組合員参加による徹底した職場討議をすすめ大幅賃上げをめざすと発言。京都総評の代表は、戦争法廃止に向けた共同の広がりを報告しました。


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