2015年11月24日(火)
島ぐるみ会議
沖縄の熱意さらに
帰国の訪米団ねぎらう
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日本政府が沖縄県民の民意に反し名護市辺野古の米軍新基地建設を強権的に進めていることを伝え、米国政府も当事者であると訴えるため訪米していた「沖縄『建白書』を実現し未来を拓(ひら)く島ぐるみ会議」の訪米団が帰国し、22日夜、那覇空港に到着しました。
空港1階ロビーでは約50人の県民らが訪米団を出迎えました。島ぐるみ会議の大城貴代子共同代表は「このたびの訪米が、12月の(代執行)訴訟の中でも、翁長雄志知事を大いに後押しし、勇気づけてくれると感じています」と、ねぎらいの言葉をかけました。
訪米団長の呉屋守将島ぐるみ会議共同代表は「米国に伝わっている情報は、日本政府を通じての偏った情報ということがよく分かった」と感想を述べた上で、最初は辺野古の問題は日米間で合意されており、日本国内の問題だとの反応だった上下両院議員や補佐官らに「アメリカは民意を無視し、強引なやり方に対してまで合意したのですか」と問いかけると、次第に真剣に耳を傾けるようになったと報告。「総合的、体系的、計画的にわれわれの熱意を米国に訴えて、新基地を止めていきたい」と今後に向けた決意を述べました。
訪米団は、今回の訪米の成果をまとめ、報告会を開く予定です。