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2015年11月23日(月)

「国民連合政府」実現ともに

民青大会 山下書記局長あいさつ

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(写真)あいさつする山下芳生書記局長=22日、静岡県熱海市

 日本共産党の山下芳生書記局長は22日、静岡県で開かれている日本民主青年同盟(民青)第39回全国大会であいさつし、「戦争法廃止の国民連合政府」の実現にむけて、ともに大きな運動をすすめようと呼びかけました。

 山下氏は、安倍政権が戦争法を強行した暴挙を批判。同時に「国民一人ひとりが自由に、自発的に声をあげ、立ち上がる。戦後かつてない新しい国民運動が沸き起こり、豊かに発展している。そのなかで若者が素晴らしい役割を発揮していることは、日本の未来にとって大きな希望です」とのべました。

 若者が主権者として立ち上がるうえで、民青が果たした役割は大きかったと指摘。昨年の若者憲法集会は、憲法をテーマとした全国的な青年集会として、史上初めてだったと語り、「これをきっかけに、若者の動きが始まったといえるのではないか」とのべました。今年の若者憲法集会後には、幅広い青年との共同で渋谷デモを実施し、「以来、渋谷が抗議行動のメッカになりました。若者デモが全国に波及する発火点となっていきました」と語りました。

 戦争法案の廃案を求めるたたかいを通じて、「安倍政権を倒して」「野党がバラバラではだめだ。結束して」という切実な声がたくさん寄せられたと指摘。「この声を真剣に受け止め、私たちも変わらなければならない」と、「戦争法廃止の国民連合政府」を提案したことを強調しました。

 提案の内容として(1)戦争法廃止、安倍政権打倒のたたかいをさらに発展させる(2)戦争法廃止で一致する政党・団体・個人が共同して国民連合政府をつくる(3)「国民連合政府」で一致する野党が、国政選挙で選挙協力を行う―ことを紹介。「私たちにとっても初めての歴史的な挑戦です。道を探しながら道を開いていくたたかいです」と語りました。

 「国民連合政府」実現の最大のカギは、国民の世論と運動であり、来年の参院選挙はきわめて重要なたたかいになると指摘。「参院選での対決軸は、『立憲主義・民主主義か、反立憲主義・独裁政治か』です。すべての勢力が大同団結して勝利を勝ち取りましょう」と訴えました。

 フランス・パリの同時テロ事件について、「いかなる理由があろうと絶対に許されない卑劣な犯罪行為です」と糾弾。「戦争でテロはなくせない」として、戦争法にかかわって、政府がIS空爆への軍事支援を可能としていることにふれ、「絶対にそういう道を許してはならない」と強調しました。

 最後に、日本の政治は歴史的激動の時代に入りつつあるとのべ、「激動の時代こそ、漂流するのでなく、日本共産党綱領と科学的社会主義を学び、確かな羅針盤をもった航海者として生きる。民青同盟のみなさんの生き方が輝く時代ではないでしょうか」と強調。「そのことに確信をもち、大いに学び、たたかい、仲間を増やすことを期待しています」とのべると、大きな拍手に包まれました。


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