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2015年11月19日(木)

きょうの潮流

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 朝日に包まれた大合唱でした。♪われらは叫ぶ沖縄よ われらのものだ沖縄は 沖縄を返せ 沖縄を返せ―。返還闘争時の象徴として歌い継がれてきた曲がいま辺野古でよみがえっています▼キャンプ・シュワブ前で抗議の座り込みが始まってから500日。節目の18日には早朝から1000人をこえる市民らが駆けつけました。全司法福岡高裁支部の作詞、荒木栄が作曲した「沖縄を返せ」も青い空と海にひびきました▼辺野古の埋め立て承認を取り消した翁長知事を提訴した安倍政権。自治体の長の権限さえ奪い、成り代わって新基地建設を強行する。日米同盟に口出しするな、という強引なやり方に翁長知事は「沖縄差別の表れだ」と憤りました▼日本政府の対応にさっそく謝辞を述べたのは米国。国防総省の報道官は「おかげで計画を前に進めることができる。努力に感謝している」。国民の願いを踏みつけて米国におもねる。いったい誰のための、何のための政治か▼国土の0・6%にすぎない沖縄に7割以上の米軍施設を押し付ける。その異常をただす努力は何もしないで「唯一の選択肢」とくり返し、辺野古に最新鋭の強大な新基地をつくろうとする。「銃剣とブルドーザーによる強制接収を思い起こさせる」との知事の批判は、沖縄県民の心の叫びです▼現地の抗議活動に寄せられる全国からの連帯の輪。なかには京都からお米を運んできた人も。座り込みの看板には日数とともに、今日も力強く“不屈”の文字が掲げられています。


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