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2015年11月18日(水)

参院選予定候補者会議

山下書記局長の報告

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(写真)報告する山下芳生書記局長=17日、党本部

 日本共産党が17日開いた「参院選予定候補者会議」で報告に立った山下芳生書記局長は、来年夏の参院選で改選となる比例代表の現職と元職の3人以外は、全員が新人であり、国政選挙に初挑戦の候補も少なくないと指摘。党としても「戦争法廃止の国民連合政府」提案後初の国政選挙への挑戦となると述べ、党が政権構想と選挙協力の提案を同時に行ったのは初めてであり、野党間の協議を進めながら、候補者を先頭に参院選に取り組む難しさもあると強調しました。その上で、「候補者のみなさんと私たち党中央が心を合わせながら道を切り開く選挙にしたい」と訴えました。

提案で党への注目、 期待広がる

 山下氏は、「国民連合政府」提案から2カ月間の特徴について、「わが意を得たり」(小林節慶大名誉教授)、「国民が渇望した提案だ」(中野晃一上智大教授)との反響が寄せられるなど、「これほど注目が寄せられ、大きな社会的影響を広げている党の提案は初めてだ」と強調。10月16日に開かれた「安保法制に反対する諸団体と5野党の意見交換会」では、成立した戦争法の廃止と集団的自衛権行使容認の閣議決定の撤回、安倍政権打倒と新しい政府の樹立、そのために野党がさまざまな立場の違いを乗り越えて共同してほしいとの三つの声が共通して出されたと紹介し、党の提案の方向が国民のなかで「一つの流れになりつつある」と述べました。

提案実現の鍵は国民の世論と運動

 山下氏は、野党の話し合いの現状について、党首間の信頼感を大事にしながら誠実かつ真剣に協議を続けていると報告。「提案の実現にはさまざまな困難や曲折も予想されます。それを乗り越えて提案を実らせる一番の鍵は国民の世論と運動です」と強調しました。総がかり行動実行委員会をはじめ29団体が呼びかけた「戦争法廃止の2000万統一署名」が安倍政権を追いつめ、「国民連合政府」実現の大きな力になると強調し、党が自主的に表明した1000万人分の署名達成への決意をあらためて表明しました。

重要な節目となる選挙で党躍進を

 山下氏は、10月6日の幹部会決議で参院選を「『戦争法廃止の国民連合政府』実現にとって、きわめて重要な節目となるたたかい」と位置づけたと強調。全国遊説第一声(横浜市)で志位委員長が、「憲法違反の戦争法を強行した自民、公明に退場の審判を下し、参議院で自民、公明を少数派に転落させよう」と訴えたことを示し、「これが参院選の一つの大きな意義、目的だ」と指摘しました。

 その上で、「国民連合政府を提案した党として躍進することは、国民への責任だ」との構えで奮闘し、比例代表で850万票、得票率15%以上を達成しようと呼びかけました。

 山下氏は、候補者の心構えや「いい演説」を準備するコツなども詳しく説明しました。


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