2015年11月17日(火)
大阪ダブル選挙大激戦
大阪「維新」政治の有害さ全有権者に一刻も早く
大阪府知事・大阪市長ダブル選(22日投票)をめぐり各紙は16日付でいっせいに情勢調査の結果を報じました。いずれの調査も、知事選では前府議で無所属の、くりはら貴子候補が大阪維新の会の松井一郎候補を追い上げ、大阪市長選では前市議で無所属の柳本あきら候補と大阪維新の会の吉村洋文候補による大激戦となっている様相を反映したもので、残る期間の奮闘が勝敗を分けることを示しています。
各紙は「大阪市長選 吉村氏やや先行/柳本氏激しく追う」「知事選 松井氏優勢 追う栗原氏」(「朝日」)などと報道。「だれに投票するか決めていない人が両選挙で3割にのぼっている上、投票日まで1週間あり、今後支持動向は変わる可能性がある」(「産経」)としています。
「共同」「毎日」「産経」などの合同調査によると、「最も力を入れてほしい」政策のトップは「医療、福祉」22・6%で、次いで「景気、雇用対策」が20・5%。告示前調査で最多だった「府と市の二重行政解消」は3位でした。大阪維新候補を支持する人は「二重行政解消」がトップでした。住民投票で否決された「大阪都」構想に大阪維新が再挑戦することに、大阪市内では賛否が拮抗(きっこう)しました。
有権者が模索している状況がうかがえ、大阪維新の府・市政で市民サービスも景気も後退したこと、「二重行政解消」の名で大阪市をつぶす「大阪都」構想の有害さなど、なぜ「さよなら大阪維新政治」なのかを一刻も早く有権者に伝えきることが求められています。