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2015年11月16日(月)

おおすみ事件 究明を

海自艦が釣り船に衝突 2人死亡

広島 起訴・公判求め集会

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 海上自衛隊の大型輸送艦「おおすみ」が広島県の瀬戸内海で昨年1月15日に釣り船「とびうお」に衝突、沈没させ船長ら2人が死亡した事件の「起訴・公判を求める緊急報告集会―美しい、安全な瀬戸内海を守ろう―」が15日、広島市内で開かれました。

 「真相究明を求める会」がよびかけ、県内外から70人が参加。千葉県沖で起きた海上自衛隊のイージス艦「あたご」による衝突で沈没、船長らが死亡したマグロ漁船「清徳丸」の遺族もかけつけ、連帯を表明しました。

 おおすみ事件は、広島海上保安部が昨年6月に自衛艦と釣り船の双方に過失があるとして広島地検に書類送致。しかし来年1月には2周忌を迎えるという現在も同地検は判断を示していません。

 同会代表の池上忍弁護士が「戦争法で戦争させない運動の一環として事件の真相究明の取り組みを強めたい」とあいさつしました。

 海難事故に詳しい田川俊一弁護士が「あたご事件と同様、おおすみ事件もこのままではうやむやにされかねない。公判で原因究明と船長や釣り人の“死の恐怖”ともいえる損害賠償を国に求めたい」と呼びかけました。

 船長の遺族、栗栖紘枝さんが出席し、日米軍艦による海難事件を取材しているジャーナリストの大内要三さん、非核の呉港を求める会代表、岩国基地の監視活動を続ける久米慶典元日本共産党山口県議らが発言しました。広島地検へ「おおすみ衝突事件の早急な起訴公判を求める要請書」を採択しました。


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