2015年11月10日(火)
大阪市民が主役の市政に
市長選 柳本候補が第一声
ダブル選22日投票
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全国が注目する大阪府知事・市長ダブル選(22日投票)で8日、大阪市長選挙が告示されました。日本共産党が反「大阪維新」の一点で自主的に支援する前大阪市議の柳本あきら候補(41)=無所属、自民推薦=と、大阪維新の会公認の吉村洋文候補(40)との事実上の一騎打ちです。最大の焦点は、橋下「維新」政治に終止符を打ち、民主主義、住民自治を取り戻し、まっとうな政治に変えることです。
大阪市北区で第一声を上げた柳本氏は、住民投票で市民は大阪市つぶしに「ノー」の審判を下したのに、6カ月もたたないうちに「大阪都」構想を出してくる「こんな暴挙は許さない」と批判。「大阪市が残る前提で、落ち着いた政策議論で大阪市を繁栄させよう」と訴えました。
公募校長の不祥事、新婚家賃補助制度の廃止、保育料の値上げ、学校維持運営費の大幅カットなど橋下「維新」の子ども教育予算の削減を指摘し、「破壊的改革でなく、子ども本位の未来的、創造的な改革こそ求められている」と力説。「『対立』から『協調』へ」「市長が主役の市政から、市民一人ひとりが主役の市政を」と決意を述べました。
くりはら貴子府知事候補(無所属、自民推薦)は「『都』構想や二重庁舎の無駄遣いで、必要な予算が削りに削られ、景気も後退、教育現場は混乱している。こんな維新政治はこれ以上続けてはあきません」と訴えました。
同日、「大阪市をよくする会」は「反『維新』の共同の力で新しい大阪の未来を切り開こう」と呼びかけるアピールを発表しました。