2015年11月6日(金)
ダブル選スタート まっとうな大阪取り戻す
知事選 くりはら候補が第一声
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大阪府知事・大阪市長ダブル選(22日投票)は5日、知事選挙が告示されました。日本共産党が「維新政治に終止符をうつ」の一点で自主支援する前府議の、くりはら貴子候補(53)=新=(無所属、自民党推薦)は大阪市北区の選挙事務所前で第一声をあげ、府内各地で終日訴えました。 (関連記事)
トレードカラーの赤いスーツ姿でマイクを握った、くりはら候補は「まっとうな大阪を取り戻すためには仕組みではなく中身です」と強調し、「大阪市をつぶすだけに何十億円ものお金をかけた制度論にピリオドを」と訴えました。中小企業への支援の充実、二重庁舎の解消を主張。不登校の児童数が全国18位から6位に、小中学校の暴力件数が日本一で全国平均の2・5倍という教育の困難の打開へ、「一人ひとりに目が行き届き、寄り添う血の通った教育を」と力説。「府民一人ひとりの暮らしに目を配るために、対立ではなく協調を」とよびかけました。
くりはら候補とともに第一声や市内で訴えた、大阪市長候補の柳本あきら氏(無所属、自民党推薦)は、「今回のたたかいは『オール大阪』で、大阪の民主主義を勝ち取るたたかいです」と訴えました。
選挙戦は事実上、くりはら候補と大阪維新の会幹事長で現職の松井一郎氏(51)との一騎打ちです。松井氏や大阪維新の会代表の橋下徹大阪市長は、あくまで大阪市を解体する「大阪都」構想に執念をみせました。
「明るい民主大阪府政をつくる会」は同日、「『オール大阪』の共同、良識と力の総結集で、『維新政治』に終止符を」とよびかけるアピールを発表しました。