2015年11月3日(火)
子宮頸がんワクチン相談
各県に窓口設置へ
厚労・文科省
厚生労働・文部科学両省は2日、厚労省内で、子宮頸がんワクチン接種後の症状などに苦しむ人への都道府県の相談窓口設置へ向けて、各県担当者への説明会を開きました。
各県は衛生部局と教育部局に一カ所ずつ必ず窓口を設置する(衛生部局は総合相談窓口として一元的に受け付ける)、指定都市、中核市では設置は任意だが住民に相談窓口が明確になるよう配慮する、などとしています。
厚労省健康課長は、「8、9月に手分けして全国を回り、直接高校生や保護者らの話を聞いた。訴えをきちんと聞くことの大切さや窓口設置の必要性を痛感した」とあいさつしました。
医療、生活、教育、救済の項目別に相談・要望の生の声、教育現場での前向きなとりくみの具体例などが紹介されました。窓口では相談者の訴えをよく聞き、適切な対応ができる機関に確実につなげることなどが強調されました。
窓口設置は、当事者の要望や副作用問題を検討している専門家から、相談体制の拡充を求める意見書が出されたことを踏まえたものです。