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2015年10月27日(火)

伊方再稼働 知事の同意

愛媛 住民無視の避難計画

市民団体や共産党 抗議

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(写真)知事に再稼働を認めないよう求めて宣伝する、とめる会などの人たち=26日、愛媛県庁前

田中県議ら宣伝

 中村時広愛媛県知事の伊方原発再稼働同意を受け、日本共産党中予地区委員会は26日昼、松山市一番町の商店街で抗議の宣伝行動を行いました。田中克彦県議は「まだあきらめることはありません。再稼働許すなの声を大きく上げ、原発に頼らない愛媛、日本をつくるために頑張ろう」と呼びかけました。

 植木正勝委員長ら5人が参加しました。田中県議は、伊方原発事故時の避難計画の実効性に大きな問題があることなどを示し、「再稼働には重大な問題が解決していない」と指摘。「原発で事故が起きれば、いくら『責任を取る』と言っても誰も責任を取れない。日本共産党は引き続き、草の根から原発の危険性を訴え、再稼働を許さないため全力を尽くします」と述べました。

愛媛「とめる会」

 愛媛県の「伊方原発をとめる会」などは26日朝、中村時広知事に伊方原発の再稼働を認めない決断を求め、県庁前で宣伝しました。約30人が歩道に並び、「知事は再稼働を認めるな」「再稼働許さん」と書いた横断幕などを掲げました。

 高知県から「グリーン市民ネットワーク高知」も駆けつけました。日本共産党の田中克彦県議と、小崎愛子、杉村千栄両松山市議が参加しました。

 とめる会の和田宰事務局次長、須藤昭男、松浦秀人共同代表、伊方原発をなくす愛媛県民連の中尾寛事務局長、伊方原発とめまっしょい若者連合の大嶋慶太氏らがリレートーク。「県民のくらし、安全を守るのが知事の使命だ。知事が伊方原発を止めようと思えば止めることができる。知事はいまこそ、再稼働を認めない決断をすべきだ」と訴えました。

 とめる会は同日、中村知事の再稼働同意に抗議し、撤回を求める声明を発表しました。

高知県民連絡会

 「原発をなくし、自然エネルギーを推進する高知県民連絡会」は26日、高知県庁で記者会見し、伊方原発の再稼働を行わないよう求めました。

 徳弘嘉孝共同代表は愛媛県の中村時広知事が再稼働に同意したことを批判し、「伊方原発再稼働に反対し、今後も運動を続けていきたい」と話しました。

 山崎秀一共同代表は、福島原発事故後、四国では電力供給に支障が無く、今夏は余裕電力量が11%だったとし、「県民も納得しておらず、再稼働しないといけない理由はない」と訴えました。

 記者会見後、四国電力高知支店に再稼働は認められないと申し入れるとともに、高知県庁に公式な態度表明を求めて申し入れました。


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