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2015年10月25日(日)

「国民連合政府」共感広げる

みんなで安倍政権倒そう

秋田選挙区 藤本ゆり予定候補

“やりたい放題”に黙ってられない

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 「若い力で、戦争法廃止、国民連合政府実現のため、がんばってほしい」―。安倍自公政権が憲法9条を踏みにじって戦争法を強行した3日後に、来年7月の参院選秋田選挙区の日本共産党予定候補として発表された藤本ゆりさん(36)。「戦争法廃止の国民連合政府」提案実現の先頭に立ち、提案への共感の声を広げています。(藤沢忠明)


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(写真)街頭で訴えた後、聴衆と握手する藤本ゆり予定候補=20日、秋田市

 秋田県大館市で生まれ、育ち、大学卒業後、東京で会社員生活を送った後、一昨年夏、ふるさとに戻った藤本さん。住民の相談に親身になって乗る党市議の姿などを見て同年冬に入党。ことし4月の県議選北秋田市・北秋田郡選挙区(定数2)に立候補、自民党2人を相手に約3600票を獲得、善戦しました。

 「それが、いきなり参院選の話。『えー』と思ったけど、戦争法案の国会審議での、あまりにも不誠実で、やりたい放題の安倍政権の態度と、衆参での強行採決に黙ってはいられないと立候補を決意しました」と話す藤本さん。

つどい参加者も「今訴えるとき」

 9月22日、市田忠義副委員長・参院議員を迎えて秋田市内で開かれた「日本共産党を語るつどい」で決意を表明したのを皮切りに、精力的に「つどい」や、街頭で「立憲主義、平和主義を取り戻すために力をあわせましょう」と訴えています。

 「国民連合政府」構想で野党の選挙協力が合意された場合はどうするのか、という疑問もあります。「つどい」では、参加者から「選挙協力がどうなるかわからないが、いまは、藤本さんを先頭に、どんどん訴えることで、がらっと変わる」という声も出されました。

 20日午前、秋田市北部地域で開かれた「つどい」。会場に来た女性が藤本さんを見て、「高橋千鶴子さんかと思った」と声をかけると、「よく母娘みたいだといわれるんです」と応じ、笑いに包まれます。

 参加者からは、「通った法律をなくすには、政権をとらんといかんということだな。簡単にできるのか」といった率直な声も出されます。

 藤本さんは、「戦争法による集団的自衛権の発動には、国会の事前承認が必要です。参院で、ねじれが生まれれば、法の施行ができなくなる。まず、参院で過半数をとりましょう」と呼びかけました。

 街頭での訴えは、立候補表明以来、50回を超えました。「若い人だね」と足を止める人や、「わかりやすい話だね」との激励が目立ちます。お米や長ネギ一箱などの差し入れ、「しんぶん赤旗」日曜版の購読も。

地元紙の幹部やJA組合長とも

 20日午後、秋田市広面のスーパー前の街宣では、名前にちなんで白とピンクのユリの造花が男性から贈られました。

 さっそく、タスキにピンクのユリの花を着けた藤本さん。「戦争法の強行成立後も、廃止を求める動きは止まっていません。秋田でも、昨日、秋田駅前で戦争法廃止を求める集会とデモが行われましたが、毎月19日に、続けていくことになりました。戦争法をなくす、この一点で、いろいろな違いは脇において、安倍政権を退陣させ、日本に立憲主義を取り戻すために、力をあわせましょう」と心をこめて訴えました。

 訴えを聞いていた女性(73)は、「若い人が立候補してくれて、元気づけられている」と話します。

 参院選秋田選挙区は改選定数1。自民党現職の石井浩郎氏は、参院安保特別委員会の強行採決時、鴻池祥肇(よしただ)委員長のボディーガード役を務めました。最近、いっせいにポスターを張り出しました。

 藤本さんは、高橋千鶴子衆院議員とともに、国民連合政府「提案」で各界とも懇談しています。

 8日に訪れた秋田魁(さきがけ)新報社の村上昌人編集局次長らは、「提案への他党の対応に注目している。大半の憲法学者が違憲性の疑いが濃厚だと言う中で、いっときの内閣が憲法解釈を変更し数で押し切るというのはおかしい」と応じました。

 JA新あきたの船木耕太郎組合長は「戦争法反対で、組織されない人たちが声を上げた。その熱が冷めないようにしなければいけない」と話しました。

 藤本さんは、こうした声に励まされています。「いままで自民党を推してきた人たちも、ここまで暴走されたら困ると、安倍政権に怒っている。高校の前で宣伝しても、ほぼ全員がビラを受け取ってくれる。県民と力を合わせて、若者を戦場に送る政治は許さない」と決意を新たにします。

 19日、秋田市四ツ小屋で開かれた「つどい」に参加した男性(67)は、「昨年の総選挙、沖縄では全部勝った。来年の参院選でも、やれば可能性はあると思う。藤本さんは、若いのが最大の武器だ。失敗を恐れず、バンバンやってほしい」と期待を寄せます。

 21日、由利本荘市で開かれた「語る会」には、社民党の今野英元市議も参加。「野党が結束して政府をつくるということは、これまでやったことがないが、みんなで力を合わせ、安倍政権を倒さなければならない」と訴えました。

 戦争法案反対の行動に取り組んできた民青同盟秋田県委員長の蛭川秀紀さん(27)はいいます。「野党がこんどの国会で見せてくれた共闘の力を、次の選挙でも見せてほしい。これが多くの国民の願いです。藤本さんが、立候補を表明してくれたことは、大変心強い。私たち、青年の思いを届けてほしい」


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