2015年10月24日(土)
宜野湾市長選にシムラ氏 立候補表明
「オール沖縄」で新基地反対
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来年1月17日告示の沖縄県宜野湾市長選(24日投票)で、米軍普天間基地(同市)の名護市辺野古への「移設」反対を掲げるシムラ恵一郎予定候補(63)=元県建築都市統括監=が23日、宜野湾市内で正式に立候補を表明しました。
表明会見には「辺野古に新基地は造らせない」と、安倍政権に対峙(たいじ)する翁長雄志県知事や来夏の参院選への立候補を決意する元宜野湾市長のイハ洋一氏が同席。知事を支える保守・革新を超えた「オール沖縄」の枠組みから、日本共産党の赤嶺政賢衆院議員をはじめ100人近くが駆けつけました。
シムラ予定候補は「翁長知事とともに普天間基地の県内移設に反対し、固定化を許さず宜野湾市民のための市政を実現するため、市長選への出馬を決断した」と力を込めました。
翁長知事は「シムラさんは『オール沖縄』の意義を十二分に理解し、『オール宜野湾』での街づくりに情熱を持っている。子や孫に誇れる将来を引き継ぐためにも絶対に負けられない選挙。私も二人三脚で、多くの人ともスクラムを組み、市長選勝利へ頑張っていきたい」と語りました。
市長選は、辺野古「移設」を押し付ける安倍政権との連携を重視した佐喜真淳現市長が立候補を表明しており、普天間基地問題で全国が注目する中、一騎打ちで争われる見通しです。