2015年10月22日(木)
志位委員長、ソウルで各界と交流
親善の集い、建国大総長との面談
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【ソウル=中祖寅一】日本共産党の志位和夫委員長は21日、ソウル市内で開かれた「日韓親善友好の集いin Seoul」に出席しあいさつしました。集いは日韓、韓日の両親善協会と在日本大韓民国民団が主催したものです。 (あいさつ詳報)
志位氏は、日韓両国民の心を開いた真の友好をかちとるために、「何より日本側が過去の歴史に誠実に向き合うことが必要だ」と力説。「河野談話」「村山談話」の精神にふさわしい行動をとり、日本軍「慰安婦」の被害者の「人間としての尊厳」を回復する措置をとるという、この間の日韓・韓日議員連盟の決定が重要だとし、その方向で問題解決に全力を尽くすと述べました。会場は大きな拍手でこたえました。集いでは、生活の党の小沢一郎代表、自民党の河村建夫衆院議員もあいさつしました。
日本共産党の笠井亮衆院議員、緒方靖夫副委員長、森原公敏国際委員会副責任者も出席しました。
また志位氏は同日、建国大学の宋熹永(ソン・ヒヨン)総長と、同大学(ソウル市内)の行政舎内で面談しました。
22日には、同大学で戦後70年、日韓国交正常化50年の記念事業の一環として、志位氏の講演が予定されています。面談は講演を前に行われました。
宋総長は、志位氏の講演に若い学生が期待を寄せていると歓迎の意思を表明。志位氏は、著書『戦争か平和か―歴史の岐路と日本共産党』の韓国版刊行に合わせて企画された講演に招待を受けたことに、感謝の気持ちを伝えました。
志位氏は、歴史問題、北朝鮮問題の打開に特別の努力が必要だと指摘。北東アジア平和協力構想を紹介しつつ、現在、日本で戦争法廃止の国民連合政府を提起するという新たなチャレンジを開始していると語り、「これが実現し安倍政権を倒せば、北東アジアの平和と安定にとっても大きな貢献になると思います」とのべました。
志位氏はまた、同日、韓国のメディアの単独、共同のインタビューを連続で受け、歴史問題や国民連合政府の問題などで質問に答え、日本共産党の立場について縦横に語りました。
また笠井議員は、韓日親善協会主催の朝食会に出席しました。