2015年10月20日(火)
将棋 菅井六段が新人王に
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菅井竜也六段(23)1勝、大橋貴洸(たかひろ)奨励会三段(23)1勝のタイで迎えた、第46期将棋新人王戦(しんぶん赤旗主催)の決勝三番勝負最終第3局は19日、大阪市の関西将棋会館でおこなわれ、午後4時19分、136手で菅井六段が第2局につづいて勝って、逆転で新人王を獲得しました。
菅井六段は関西若手の実力者でありながら、これまで準決勝の壁に3度阻まれてきました。トーナメント途中で六段に昇段、今期で新人王戦“卒業”が決まっていたので、今回の決勝進出が最初で最後のチャンスでした。師匠の井上慶太九段、その師匠若松政和七段を継いで3代にわたる新人王の誕生です。
優勝を決めた菅井六段は「苦しい将棋が多かったので、結果を出せてよかった。これからも他の棋戦でがんばりたい」とコメントしました。
すがい・たつや 1992年4月17日生まれ。岡山出身。井上慶太九段門下。2010年4月四段昇段、今年3月に六段昇段。11年、第5回大和証券杯最強戦で公式戦初優勝、将棋大賞新人賞受賞。