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2015年10月18日(日)

共産党後援会「図書館の会」設立

民間委託の現状など報告

不破社研所長が記念講演

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(写真)設立のつどいで、各地の図書館を守る運動を交流する参加者=17日、党本部

 図書館関係者や利用者など幅広い人たちによる日本共産党後援会「日本共産党がんばれ!図書館の会」設立のつどいが17日、党本部で200人近い人が参加して開かれました。会の目的に、(1)日本共産党への理解・支持を広げる(2)憲法が保障する「知る権利」に資する図書館の振興を図る、などを掲げます。3月の準備会を経て発足に至ったもので、この日の「つどい」で、会の名称、目的などが拍手で確認されました。

 不破哲三・日本共産党社会科学研究所所長が「本と私の交流史」と題して記念講演し、「国民の運動、日本政治が新しい展開をむかえている歴史的時期に、この会が出発したことは大きな意義がある」と参加者を励ましました。

 日本共産党の畑野君枝衆院議員があいさつ。文化を破壊する戦争を止めるため、文化発展の土台である図書館を愛する人々と共闘していきたいとのべ、戦争法廃止の国民連合政府実現を呼びかけました。

 図書館が抱える問題について各地の経験が報告され、佐賀県武雄市の江原一雄日本共産党市議が市立図書館の「TSUTAYA」への委託の現状を語りました。「瑞穂図書館を考える会」の五十嵐俊一さんは、愛知県小牧市立図書館の「TSUTAYA」への委託反対の住民投票について、住民と共産党市議団の運動を報告。大山奈々子神奈川県議は県立川崎図書館の存続を求める運動について、県議会に共産党の議席ができたことによる運動の前進などを紹介しました。

 図書館ユニオンの松崎真介さんは、東京都足立区で、指定管理者に業務委託された図書館の職員の雇用継続裁判について報告。引き続き図書館労働者の安定雇用の実現のため奮闘していきたいと語りました。

 代表世話人に選ばれた大澤正雄さんが閉会のあいさつをし、「図書館は平和の時代でしか生きられない。地域の人たちと共に、平和の文化をつくり上げていこう」と呼びかけました。


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