2015年10月17日(土)
安心できる年金へ“一揆”
全国で行動 東京に3000人
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「安心できる年金つくれ」「戦争法を廃止しよう」「安倍政治を許さない」―。年金者の地鳴りのようなコールが会場に響きます。若い人も高齢者も安心できる年金をと「年金者一揆2015」が16日、全国各地でおこなわれました。全日本年金者組合と全労連が東京・日比谷野外音楽堂で開いた中央集会には3000人が参加。34万8462人の署名を国会に提出しました。
年金者一揆は10回目。年金削減は生存権と国の社会保障義務を定めた憲法25条に反する、として始めた「年金引き下げ違憲訴訟」の原告は3500人を超えています。
年金者組合の冨田浩康委員長、全労連の小田川義和議長がそれぞれあいさつ。冨田委員長は「年金を削減し続ける政治は断じて認められない。高齢者の心意気を一揆で示し、民主主義を守る運動の一翼を担おう」と呼びかけました。
資生堂・アンフィニの「非正規切り」裁判をたたかう池田和代さんは「労働者を安易に切り捨てる社会は貧困化を加速させる。だれもが安心して正社員になれる社会を」と発言。日本民主青年同盟の田中悠委員長は「若者、高齢者、全世代の一揆で安倍政権を倒そう」と訴えました。
日本共産党の田村智子参院議員が来賓あいさつ。参加者は「年金が減って存立危機事態」「戦争を平和と読ますアベ政治」などと大書したむしろ旗を掲げて、銀座をデモ行進しました。