2015年10月15日(木)
安倍改造内閣「評価しない」が上回る 各世論調査
第3次安倍改造内閣について、NHK、日本テレビ両世論調査とも、「評価しない」との回答が「評価する」を上回りました。日テレ(9〜11日実施)では「評価しない」39・5%で、「評価する」29・1%を10ポイント近く上回りました。NHK(10〜12日実施)では「評価しない」が53%と半数を超え、「評価」は37%にとどまりました。
内閣改造で、担当相を新設して経済政策の目玉としている「1億総活躍社会」についても、「期待しない」「期待できない」が日テレ47・6%、NHK38%で、どちらも「期待」を上回りました。
改造効果は不発で、安倍内閣支持率は日テレの調査で、改造前とほぼ横ばいの39・1%で、「支持しない」43%が依然として上回っています。NHKでは、支持は増減なしの43%。不支持は1ポイント増の40%でした。
「マイナンバー(共通番号)制度」については、日テレは56・5%が「反対」と回答し、「導入やむを得ない」は34・3%。NHKは「評価しない」が63%で、「評価」は28%。多数が不安・疑問視しています。
安倍政権が強行採決した戦争法(安保関連法)について、NHK調査で「あまり評価しない」「まったく評価しない」が合わせて54%を超えました。「抑止力が高まり、日本が攻撃を受けるリスクが下がる」との政府の説明についても、「納得できない」と答えた人が約6割を占めています。