2015年10月14日(水)
辺野古承認取り消し
期待の日ついにきた
稲嶺名護市長「県との連携密に」
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安倍政権が辺野古への新基地建設を強行する沖縄県名護市の稲嶺進市長は13日、翁長雄志県知事による辺野古埋め立て承認の取り消しを受けて同市役所内で記者団の取材に応じ、「知事の発表、そしてこれからの行動を全面的に支持していく」とのべました。
晴れやかな面持ちで会見場に姿を現した稲嶺市長は「県民もいつかと期待していたその日がとうとうやってきたという感じ」と感慨深げに語りました。新基地に固執する国との法廷闘争をはじめ、今後、予想される新たなたたかいに向けて「これまで以上に県と連携を密にして対処していきたい」と強調しました。
国が取り消しへの対抗手段として、国土交通省への審査請求と効力停止を求めた上で、本体工事を強行する可能性について問われた稲嶺市長は「(埋め立て着手に必要な)名護市長の許可や協議が一項目もクリアされていない。それもなしに飛び越えてやるというなら、それこそ違法であり、それが許される日本ではないはずだ」と、くぎを刺しました。
会見には、日本共産党の仲里克次市議、屋比久(やびく)稔議長ら与党市議団が同席。代表して岸本洋平市議(無所属)が改めて翁長知事と稲嶺市長を支え、力を合わせて新基地建設を断念に追い込む決意を訴えました。