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2015年10月9日(金)

“言うことと政策が正反対”

BS日テレ番組 小池氏「安倍政権倒す」

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 日本共産党の小池晃副委員長は7日夜のBS日テレ番組「深層ニュース」に出演し、同日の第3次安倍改造内閣発足を受けて各党代表と議論しました。

「新3本の矢」

 安倍晋三首相が新たに掲げた「新3本の矢」(「GDP(国内総生産)600兆円」「出生率1・8」「介護離職ゼロ」)や「1億総活躍社会」が焦点となりました。

 小池氏は、「GDPは4〜6月がマイナスで、7〜9月もマイナスになるといわれている。今の経済政策では3%成長などとてもありえない」と指摘しました。

 さらに、「いま安倍政権がやっている中身は、介護保険サービスの縮小だ。介護報酬も下げて、介護事業所の倒産も増えている。介護離職10万人以上をゼロにできる政策はまったくない」「『1億総活躍』というが、格差拡大の派遣法改悪をやっている。言っていることとやっていることがまったく逆だ」と批判しました。

国民連合政府

 番組では、日本共産党の志位和夫委員長が提案した戦争法を廃止し立憲主義を取り戻す「国民連合政府」構想が話題に上りました。

 小池氏は、「いま日本の民主主義の岐路に立っている。戦争法は“明らかに憲法違反だ”とあれだけ指摘されていたのに、数の力で押し切った。これを許してはいけない。安倍政権を倒すために何ができるか。野党が協力することだ」と強調。昨年の総選挙で沖縄県内の4小選挙区すべてで野党が自民党を倒したことを示し、「ああいうことをオールジャパンでやることが求められている」と訴えました。

 これには民主党の岸本周平衆院議員も「沖縄方式というのはあると思う」と発言。維新の党の片山虎之助参院議員会長も「共産党は変わった」と述べました。

 小池氏は、「立憲主義を取り戻すというのは、一つの大きな旗印で、政治の根幹にかかわる問題だ。そこで一致するというのは十分な大義になりうる」と重ねて強調しました。


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