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2015年10月9日(金)

国民連合政府「提案」 各界と懇談

「京大有志の会」が井上議員らに

「違法行為を止める」

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(写真)懇談する(左端から)大河原、井上の両氏と、(右手前から)藤原、駒込、小関の各氏ら=8日、京都市左京区

 日本共産党京都府委員会は8日、京都市左京区で、京都大学の教員らでつくる「自由と平和のための京大有志の会」と懇談し、「戦争法(安保法制)廃止の国民連合政府」の提案をめぐり活発に意見交換しました。

 「京大有志の会」から発起人の藤原辰史准教授、駒込武教授、小関隆教授が参加し、日本共産党から井上哲士参院議員、大河原としたか参院京都選挙区予定候補(弁護士)らが出席しました。

 井上氏は「立憲主義がじゅうりんされた非常事態であり、国民的大義のある提案と考えています。提案が実るかどうかは、国民の声がどれだけ広がるかです。ぜひ、立ち上がったみなさんと力を合わせたい」と話しました。

 藤原氏は「有志の会」は「無党派」で「あくまで個人の見解」と前置きしたうえで「反安倍政権の連合で違法行為を止めるまで協力する提案には賛成」と評価。

 駒込氏は「法案が通る数日前に民主党に、選挙協力をと手紙を書いた。共産党に距離のある者も賛同できる」と強調。同時に「『国民連合政府』を掲げながらも、最低限『落選運動』で協力してほしい」と加えました。

 小関氏は「清濁併せのむスタンスは正しい。『暫定政権』であることを強調すべきではないか」と語りました。

 3氏から「国民連合政府」の呼称について「『国民』に違和感がある。運動には在日コリアンも多数参加した。選挙権のない在日の人も応援できる表現にならないか」の意見が出され、今後も懇談を継続することになりました。


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