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2015年10月9日(金)

介護事業倒産が最悪

1〜9月 報酬引き下げ影響

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 介護事業所の倒産が2015年1〜9月、過去最悪の勢いで増えていることが8日発表された民間信用調査会社の集計でわかりました。帝国データバンクは「4月からの介護報酬引き下げも加わって、事業継続の断念を余儀なくされる現状」だと安倍政権による制度改悪を原因に挙げました。

 東京商工リサーチの集計(法的整理、任意整理を含む)では57件(前年同期比42・5%増)。介護保険法が施行された2000年以降、最多ペースです。帝国データによれば45件(法的整理を対象)で、過去最悪だった13年通年の46件に迫る勢いです。両社とも調査対象は訪問・介護事業所や有料老人ホームなどです。

 要支援者へのサービス切り下げと並行して4月の介護報酬改定で大幅に報酬を引き下げられた訪問介護・通所介護事業所の倒産が多数にのぼっています。

 東京商工リサーチによれば、倒産の内訳は「通所・短期入所介護事業」が23件(前年同期11件)と倍増。「訪問介護事業」も23件(同18件)でした。従業員数別では5人未満が38件(同19件)と倍増。小規模事業所が7割を占めました。帝国データの調査でも「訪問介護・通所介護」が40件(全体の88・9%)を占めました。

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