2015年10月6日(火)

大阪市長選　柳本氏を自主的支援

共産党府委「反維新」へ広く共同

　大阪市をよくする会と日本共産党大阪府委員会は５日、大阪市役所内で記者会見し、１１月８日告示、２２日投票の大阪市長選で、無所属での立候補を表明している柳本顕（あきら）大阪市議（４１）＝自民党市議団前幹事長＝を自主的に支援してたたかうと発表しました。

　現在、市長選に立候補を予定しているのは、柳本氏と、大阪維新の会の吉村洋文前衆院議員、中川暢三同市元北区長です。

　会見には、よくする会の福井朗事務局長、中山直和事務局次長、日本共産党大阪府委員会の山口勝利委員長、柳利昭副委員長、瀬戸一正市議団長が出席しました。

　山口氏は、維新の会が５月の住民投票で「ノー」の審判が下った「大阪都構想」を府知事・大阪市長のダブル選挙で再び掲げることを公言していると述べ、「ここには大義も道理も、市民の審判を尊重する立場が全くない。維新政治の延命をめざす思惑だけだ」と批判。柳本氏の出馬表明は、維新政治に終止符を打とうという政党・団体・個人から共同の候補として歓迎の声が寄せられていると紹介し、「ダブル選で反維新の『オール大阪』の共同をつくり、広げ、勝利するために全力をあげる」と強調しました。

　同日、党府委員会は「ダブル選挙で『維新政治』に終止符を打ち、庶民のまち・大阪にふさわしい府政、大阪市政を」とのアピールを発表しました。このなかで、「国の政治に対する立場や他の政策での違いをこえて、大阪にまともな自治体と民主主義をとりもどすために『維新政治ノー』をかかげた共同」をさらに大きくしようと呼びかけています。