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2015年10月5日(月)

14年政党助成金 首相ら7000万円ため込む

閣僚10人使い残す

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 安倍晋三首相と10人の閣僚が2014年に自民党本部から受け取った政党助成金を使い残し、7000万円以上をためこんでいたことが本紙の調べでわかりました。


 安倍首相、各閣僚が支部長を務める政党支部の14年分の政党交付金使途等報告書を調べたもの。

 これによると、安倍首相と自民党の閣僚の計18人が、自民党本部から計3億1400万円の政党助成金を受け取っています。

 このうち、安倍首相と10人の閣僚が、あわせて7115万2135円を使い残して、基金として、ためこみました。(表参照)

 最高額の山谷えり子国家公安委員長・拉致担当相は、14年に党本部から受け取った1200万円の倍以上の約2705万円をためこんでいます。

 安倍首相も、13年のためこみは966万3460円でしたが、500万円近く、ためこみ額を増やし、基金残高は1445万5238円となりました。

 菅義偉官房長官も、13年のためこみ807万2497円から、1041万6872円に増やしています。

自分に寄付も

 一方、政党助成金の使い道で目立つのは、14年12月に総選挙があったため、「選挙関係費」として本人あてに寄付していることです。安倍首相と12人の閣僚であわせて6900万円にのぼります。最高は、塩崎恭久厚生労働相の1000万円。続いて、望月義夫環境相の800万円で、安倍首相ら9人は500万円です。本人あての支出は、その後、何に使ったか問われず、不明です。

 国民には、消費税増税など負担を押し付けながら、国民1人あたり250円の税金が原資である政党助成金をためこんだり、自分あてに寄付したりすることは、国民の納得が得られません。


首相、閣僚の政党助成金ためこみ額

(100万円以上、2014年基金残高)

山谷えり子国家公安委員長・拉致担当相

 2705万1161円

安倍晋三首相

 1445万5238円

菅義偉官房長官

 1041万6872円

麻生太郎副総理・財務相

 684万3226円

岸田文雄外相

 640万6054円

有村治子女性活躍・行革相

 424万9687円

中谷元防衛相

 166万1545円

 《注》政党交付金使途等報告書で作成


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