2015年10月1日(木)
沖縄防衛局「聴聞に出頭せず」
知事「7日以降に判断」
防衛省沖縄防衛局は9月29日、名護市辺野古の新基地建設に伴う辺野古沿岸部の埋め立て承認の取り消しに向け、県が国側の主張を聞くため実施するとした聴聞に対し、行政手続き法に基づいて反論する陳述書を送付しました。翁長雄志知事は30日夜、県庁で記者団に、聴聞の終結は10月7日以降に行うとして「その日以降に政治判断をしたい」と答えました。
陳述書は「関係法令に従い、埋め立ての必要性や環境保全措置を含め県の意見を聴取し、事業内容に反映することにより、埋め立て承認を得た」とし、「承認に何ら瑕疵(かし)はなく、取り消しは違法である」と主張しています。また、「陳述書以上に申し述べる考えはない」として県が10月7日に行うとした聴聞に出頭しない意向を述べ、聴聞手続きは陳述書をもって終結して差し支えないとしました。