2015年9月30日(水)
「慰安婦」問題解決早く
国連総会 韓国大統領が強調
【ニューヨーク=洞口昇幸】韓国の朴槿恵(パククネ)大統領は28日、国連総会で行った一般討論演説で、日本軍「慰安婦」問題の速やかな解決を訴えました。朴氏は「第2次世界大戦中の残虐な性的暴力の被害者」に言及し、「彼女らが生きている間に、心の傷を治す速やかな解決策が必要だ」と強調しました。
朴氏は「過去を認識できずに未来を切り開く道はない」と述べ、日本政府の誠実な対応を促しました。
安倍政権が強行成立させた戦争法については、「最近、北東アジアの安全保障秩序に深刻な結果をもたらしかねない新しい動きがあり、域内諸国の不安につながっている」と述べました。
朴氏は、「日本が最近成立させた国防安保法制は、透明性を持って、地域の平和と安定と地域諸国間の友好関係に寄与するように実行されるべきだ」と強調しました。