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2015年9月30日(水)

きょうの潮流

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 そのニュースに接したとき、記者の知人も「えぇ〜うそー」と叫んだまま、呆然(ぼうぜん)としていました。歌手で俳優の福山雅治さんと俳優の吹石一恵さんの結婚が世間を騒がせています▼幅広い女性層を中心に、多くのファンをもつ46歳の福山さん。「最後の独身大物俳優」と呼ばれていただけに、熱烈なファンの失望感は大きい。ですが、ここは素直にお二人の門出を祝福したい▼結婚報告に「ささやかながらも明るい家庭を築いていければ」とつづった福山さん。吹石さんも「あたたかく笑顔の絶えない家庭を作っていけたら」。幸せのかたちは人それぞれで、どんな家庭をつくるかは自由ですが、それを後押しする環境づくりは誰もが望むところ▼戦争法の成立後に安倍首相が突如として持ち出した「新3本の矢」。その一つに「夢をつむぐ子育て支援」があります。結婚や出産について、国民の望みがかなうよう希望出生率を1・8に引き上げると宣言しました▼不安定な非正規雇用や低賃金・長時間労働で、結婚もできない、子どもも産めない社会にしておいて。子育て支援をいいながら、待機児童さえも解消できず、その数は厚労省の調査でも5年ぶりに増えています▼結婚や出産は、菅官房長官が口にしたような「たくさん産んで国家に貢献」するためではありません。結婚式でよく歌われる福山さんの「家族になろうよ」。「あなたとなら生きてゆける/しあわせになろうよ」。それぞれが自分の幸福をつかめる、そんな社会を早く実現したい。


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