2015年9月26日(土)
“オールジャパン”で世直しを
東京・新宿 志位委員長が呼びかけ
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日本共産党の志位和夫委員長は国会が事実上閉幕した25日夕、新宿駅西口で街頭演説し、国民多数の声を踏みにじり憲法違反の戦争法を強行した安倍政権に強く抗議するとともに、「戦争法廃止の国民連合政府」構想を示し、「“オールジャパン”で世直しをしようではありませんか」と呼びかけました。
強い雨が降りしきる中、駅前の歩道は聴衆で身動きがとれないほど。志位氏が、「戦争法廃止の国民連合政府」の三つの提案を聴衆に語りかけると、演説の節々で聴衆から「よーし」の声が起こりました。
第一は、「戦争法廃止、安倍政権打倒のたたかいをさらに発展させる」との提案。志位氏は、戦争法が最悪の違憲立法であり、「『数の暴力』で成立させられたからといって、それを許したままにしておくことは絶対にできない」と強調しました。
第二は、戦争法廃止、立憲主義を取り戻す―この一点で一致するすべての政党・団体・個人が共同して『戦争法廃止の国民連合政府』をつくる」との提案。志位氏は、「日本に立憲主義、民主主義を取り戻すためには、安倍政権を倒し、国民の手で政府をつくることが必要です」と力をこめました。
第三に、「戦争法廃止の国民連合政府」で一致するすべての野党が、当面する衆院選挙、参院選挙で選挙協力を行おうという提案。志位氏は、米軍新基地建設に反対する「オール沖縄」のたたかいにふれ、「“オールジャパン”で、みんなで世直しをしようじゃありませんか」と呼びかけると、聴衆から「オーッ」との声が返りました。
「提案」の発表以降、各界から賛同の声が寄せられていることを紹介した志位氏。同日の民主党・岡田克也代表との会談にふれ、「大変よいスタートが切れた」と報告しました。
志位氏が「この提案の成否は、国民のみなさんの世論と運動にかかっています。どうか、応援してください。どうか一緒に実現しようではありませんか」と訴えると、聴衆から大きな拍手と声援が起こりました。