「しんぶん赤旗」
日本共産党
メール

申し込み記者募集・見学会主張とコラム電話相談キーワードPRグッズ
日本共産党しんぶん赤旗前頁に戻る

2015年9月24日(木)

日本の歴史認識に懸念

北京で「中日関係」シンポ

このエントリーをはてなブックマークに追加 Yahoo!ブックマークに登録 mixiチェック

 【北京=小林拓也】中国中日関係史学会主催のシンポジウム「回顧と展望―戦後70年目の中日関係」が22日、北京市内で開かれ、中国の研究者や日本からの参加者らが意見を交わしました。

 あいさつした中日関係史学会名誉会長で中国文化部元副部長の劉徳有氏は、安倍晋三首相の「戦後70年談話」や戦争法成立などを念頭に、「最近、日本で現れた一連の動きを目にして、長年見守ってきた中日関係の今後の成り行きについて考えざるを得ない」と懸念を表明しました。その上で、「両国の大局から考えれば、日本側が歴史を尊重し、『掛け違えたボタンをかけ直し』、会談を通じて問題の平和的解決をはかり、中日関係が安定的かつ健全で正常な軌道に戻ってほしい」と日本政府に求めました。

 シンポでは、日中関係学会会長で元駐中国日本大使の宮本雄二氏のメッセージが読み上げられました。宮本氏は「日本は中国とアジアを侵略したのであり、朝鮮半島を植民地支配した」と指摘。「そのことにたいする深い反省と、被害を受けた人たちに対する心からのおわびの気持ちは当然持つべきだ」と表明し、「安倍談話」など日本政府の歴史認識を暗に批判しました。


見本紙 購読 ページの上にもどる
日本共産党 (c)日本共産党中央委員会 ご利用にあたって