2015年9月21日(月)
日本原水協 安倍首相に決議送付
9条破壊 戦争法は廃止
|
原水爆禁止日本協議会(日本原水協)は20日、「戦争法の成立強行に断固抗議し、廃止を要求する」と題する抗議決議を安倍晋三首相あてに送付しました。決議は日本原水協が同日、東京都内で開いた常任理事会で確認したものです。
決議は、「憲法9条は、日本の侵略戦争と植民地支配にたいする痛切な反省とともに、広島と長崎の被爆体験に根差したものであり、それを破壊する戦争法は廃止する以外にない」と迫っています。
常任理事会で報告した安井正和事務局長は、中谷元防衛相が戦争法をめぐる国会審議で、自衛隊の核兵器輸送を「法文上は排除していない」と答弁したと指摘。「戦争法推進と、『核抑止力』に固執し、廃絶に背を向ける態度は表裏一体だ」とのべました。「市民が行動に立ち上がり、新しい社会変革の動きをつくりつつある。平和と民主主義を取り戻すたたかいと連帯し、廃止をかちとろう」と訴えました。
討論では「戦争法に反対する国民の運動が野党の結束をつくった。核兵器廃絶の運動は国連を動かしてきた。この草の根の共同をさらに広げよう」の発言が相次ぎました。日本共産党の志位和夫委員長が「戦争法廃止の国民連合政府」を提案したことも話題にのぼり、「大歓迎だという声が上がっている。これまでにない大きな力を結集する運動を広げたい」の発言もありました。