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2015年9月20日(日)

米がキューバ制裁緩和

渡航・通信・送金などの分野

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 【ワシントン=洞口昇幸】米財務省と商務省は18日、米国とキューバの2国間の関係正常化に向けた追加的措置として、渡航、電気通信・インターネットのサービス、送金、企業活動などの制限緩和を発表しました。

 ルー財務長官は声明で、今回の発表は「キューバ国民のための建設的変化を促進するための米政府の約束」だと強調。「より強く、より開かれた米・キューバの2国間関係は、米国民と同様にキューバ国民に経済的機会をつくり出す可能性がある」と語りました。

 プリツカー商務長官も、今回の措置はキューバ国内の経済を刺激して、「キューバ国民の生活水準を改善する可能性がある」と述べました。

 発表によると、第三国を経由しない米・キューバ間の一般船舶の運航を認可。一定の条件を満たしてキューバ渡航が許されている米国人の、キューバ国内の銀行口座の開設が認められました。

 キューバの政府公務員や共産党職員を除くキューバ国民への米国からの送金額の制限が取り払われます。

 キューバ国内での米国人の電気通信・インターネット関連事業を許し、事業所の設置も認めます。キューバ人支援に取り組む人の経済活動や、教育・共同研究の面で課していた制限も緩和します。


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