2015年9月20日(日)

日本共産党第４回中央委員会総会について

２０１５年９月１９日　日本共産党中央委員会書記局

　一、日本共産党第４回中央委員会総会は、１９日未明の参院本会議で戦争法案が採決されたことを受け、同日午後、党本部で開かれた。

　総会では冒頭、志位和夫委員長が幹部会を代表して、「『戦争法（安保法制）廃止の国民連合政府』の実現をよびかけます」を提案し、その内容を説明した。

　提案は、安倍内閣による憲法違反の戦争法の強行を糾弾するとともに、これに反対して戦後かつてない新しい国民運動が広がっていること、それを背景に野党の共闘も発展したことの意義を強調し、第一に、戦争法廃止、安倍内閣打倒のたたかいをさらに発展させることを訴えている。提案は第二に、戦争法廃止で一致する政党・団体・個人が共同して国民連合政府をつくろうとよびかけ、第三に、この国民連合政府樹立で一致する野党が、国政選挙で選挙協力をおこなおうとよびかけている。

　委員長は説明のなかで、この提案が、党綱領の上では「さしあたって一致できる目標の範囲」での統一戦線と政府の提起であることを解明し、今回の提案を広く国民に訴えて合意形成に努めつつ、当面する参議院選挙で「８５０万票、得票率１５％以上」をめざして全力を尽くすことを訴えた。

　一、総会では、この提案に関して１７人が討論した。

　一、総会では志位委員長が結語を述べた。討論で出された質問に答えた後、(1)この提案の実現には強い覚悟と決意がいること、(2)この方針を現実のものとする最大のカギは国民の世論と運動にあること、(3)日本社会のあらゆる発展段階を統一戦線できりひらくことを綱領で掲げている党として、日本共産党の役割がきわめて重要であることの３点を強調した。

　一、総会は、国民への訴えと志位委員長の報告・結語を参加者全員の賛成で採択し、国民への訴えの実現といまとりくんでいる党勢拡大大運動の目標達成に奮闘し、政治を変えようと誓いあって散会した。