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2015年9月20日(日)

自公が戦争法強行成立

野党、阻止へ結束 国会周辺 抗議の声

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 憲法を踏みにじり、日本を「戦争する国」につくりかえる戦争法が19日未明、参院本会議で強行採決され、自民、公明などの賛成で可決・成立しました。共産、民主、維新、生活、社民の各党は内閣不信任決議案を提出するなど結束して政府・与党の暴挙を糾弾し、法案に反対。日本共産党の志位和夫委員長は強行採決後、戦争法廃止に向けた新たなたたかいに立ちあがるよう力強く呼びかけました。

 国会を包囲した市民の抗議の声が鳴り響くなか、強行採決された戦争法。政府・与党は11本の法律を2本にまとめ、一国会で一括審議させる暴挙にでました。その衆参での審議でも、法律そのものの違憲性・危険性が浮き彫りになり、政府答弁も二転三転するなどボロボロに。しかも、国民の7割が反対を表明しているにもかかわらず、与党は暴力的なやり方で委員会、本会議での採決を強行するなど、平和主義、立憲主義、民主主義を破壊する暴走を重ねました。

 日本共産党の大門みきし議員は18日深夜、参院本会議に提出された鴻池祥肇(こうのいけよしただ)安保法制特別委員長の問責決議案への賛成討論で、公聴会で寄せられた公述人の意見を無視し、違憲立法を暴力的に強行した与党の責任を厳しく糾弾しました。

 19日未明に行われた戦争法案に対する最後の反対討論では、日本共産党の小池晃副委員長が「全国津々浦々で『アベ政治を許さない』と声をあげている人々の怒りはかつてなく深い」と指摘し、「新しい政治を求める怒濤(どとう)のような動きは、自民党、公明党の政治を打ち倒すまで続くだろう」と強調しました。

 戦争法の強行採決後、日本共産党は緊急の国会議員団会議を開催。志位和夫委員長は、国民運動の新たな広がりと野党の結束を「日本の未来にとっての大きな希望」としてあげ、「平和と民主主義を願う国民のたたかいとしっかり連携し、野党共闘をさらに発展させ、日本共産党としての歴史的責任を果たそう」と力を込めて訴えました。

 国会周辺には、連日多くの団体、市民が駆けつけ、強行採決に向けて緊迫した情勢が続いた18日朝から19日未明にかけても、絶えることなく抗議の声をあげ続けました。


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