2015年9月18日(金)
「廃案あるのみ」怒りのコール
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政府・与党がねらう違憲立法・戦争法案の成立を国会内外のたたかいで何としても阻もうと17日も、国会前は、朝から強い雨のなかでも人で埋まりました。夕方になってから国会を包囲する人波はふくらみ続け、正門前にむかう人でどの交差点もごったがえしました。「強行採決もどきは無効」「戦争法案廃案あるのみ」「安倍政権をみんなの力で倒そう」と力強くコールを続けました。
国会を傍聴した甲府市の剣持正太郎さん(36)は、「日本の将来と子どもの未来がかかる法案なのに、こんなのは採決じゃない。委員長の不信任動議が否決されたとは思ったが、法案が可決されたとは思えない。だって声も聞こえないし、立った数さえわからない」。
「野党がんばれ」のコールが続く正門前のステージには、野党議員が次つぎに駆けつけます。日本共産党の小池晃参院議員は「強行採決らしきもの。断じて認められない」と報告。「政権の座から引きずりおろそう」とエールを交換しました。
「いてもたってもいられない」と高知市から駆けつけた米満敏孝さん(57)は、「暴挙をゆるすわけにいかない。野党と力をあわせて何としても廃案にせんといかん」と語ります。
川崎市から参加した大学4年生の男性は、「当事者である僕らの世代が声を上げなかったと思われたくない。反対を訴えつづけて、周りにも参加を呼びかける」。
国会包囲行動を呼びかけたのは「総がかり行動実行委員会」とSEALDs(シールズ)です。