2015年9月17日(木)
水質保全へ抜本策を
市田氏 水位調整など強調
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日本共産党の市田忠義議員は15日の参院環境委員会で、琵琶湖の保全・再生法案について質問し、環境悪化の要因となった琵琶湖総合開発事業(びわ総)の総括を求めるとともに、水質保全に向けた土地利用の規制や水位調節の重要性を強調しました。
市田氏は、びわ総による開発や道路建設が琵琶湖の生物の生態系に大きな影響を及ぼし水質悪化にもつながったと指摘。「環境の悪化がなぜ起こったのかという総括が大事だ。びわ総のような開発のあり方を抜本的に再検討する必要がある」と主張しました。
市田氏はさらに、びわ総によってヨシの群生が減少し漁業被害が起こっている問題や消波提や湖岸提の撤去を求める地元漁民の要望を示し、抜本的な水質再生策を求めました。
望月義夫環境相は「工場からの排水や生活汚水対策を一層推進する」と述べました。
同法案は全会一致で可決されました。