2015年9月17日(木)
国会前 3万5000「廃案」
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戦争法案の強行採決をねらう政府・与党の暴挙は許さないと16日、国会周辺に駆けつけた3万5000を超える人(主催者発表)が「強行採決絶対反対」「安倍政権はただちに退陣」と議事堂にむけて怒りのコールを響かせました。雨のなか、押し寄せる人波が絶えず、歩道に加え車道の一部が人で埋まりました。総がかり行動実行委員会やSEALDs(シールズ=自由と民主主義のための学生緊急行動)による大行動です。
日本共産党の山下芳生書記局長、民主党の枝野幸男幹事長、社民党の吉田忠智党首が駆けつけました。山下氏は「ここに集まったみなさんこそ安倍政権のルール破りの暴挙を打ち破る希望です。戦争法案を廃案にし、新しい政治を一緒につくりましょう」と訴えると、「がんばるぞ」の声がかかりました。
スピーチした「安全保障関連法案に反対する学者の会」の広渡清吾専修大学教授は「違憲の法案を民意に反して強行する道理はない」と訴えました。
夜行バスを利用して参加した青森県弘前市の男性(61)は「必ず廃案にと叫びにきました。憲法と民主主義を守る運動をさらに燃え上がらせる」と話しました。
全国各地から駆けつけた大学生や高校生、多くの若者が張り裂けんばかりの声をあげました。
「安倍政権の姿勢を見ていたら、黙っていられなかった」と話すのは、岡山市から来た大学2年生の男性(23)。「審議を見ていても納得できない。世論調査でも反対が多い。おかしいことには声をあげ続ける」