2015年9月15日(火)
「当然の帰結だ」
辺野古埋め立て承認取り消し
稲嶺・名護市長が会見
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沖縄県名護市の稲嶺進市長は14日、翁長雄志知事が同市辺野古の新基地建設に伴う埋め立て承認の取り消しに向けて手続きを始めたことについて「とうとうそこまできたかという思い。県民の世論を無視して国が強行してくることに対して、県民の願いを貫き通す、信念を通すという意味で当然の帰結だろう」と述べました。市役所で記者団の質問に答えました。
「市民と共に、県民と共に頑張るという思い、結束力・心意気を示す」(稲嶺市長)と、議会定例会の合間をぬって、名護市議会与党議員らも市長と共に会見に臨みました。
稲嶺市長は「知事には断固とした信念で県民の思いに応えていただきたい。同時に私たちはそれを精いっぱい支えていきたい」と語りました。
また、国が新基地建設工事を続ける意向を示していることに対し、「知事が決定したことを無視することが本当に法治国家と言えるのか」と批判しました。
稲嶺市長は「本体工事に着手することは全くできていない状況。作業を進めていくためには行政手続きをクリアしていかなければいけない」と述べ、知事権限や名護市長権限を駆使して新基地建設を止めていく決意を示しました。