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2015年9月12日(土)

統幕長発言 首相を追及

参院安保特 仁比氏が国会招致求める

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(写真)質問する仁比聡平議員=11日、参院安保法制特委

 日本共産党の仁比聡平議員は11日の参院安保法制特別委員会で、河野克俊統合幕僚長が10日の記者会見で昨年末に訪米した際の米軍幹部との会談を記録した内部文書について「同じ題名のものは存在した」と認めたことをあげ、会談の中身をただすため、同氏の国会招致をあらためて求めました。

 内部文書は、仁比氏が2日の同特別委で暴露。戦争法案の閣議決定(5月)のはるか前に、河野氏が米軍幹部に成立時期を「来年夏までに」と伝達するなど、自衛隊の暴走と対米従属の実態を示しています。防衛省は「同一のものはなかった」として内部文書の国会提出を拒んでいます。

 仁比氏は「問題は、統幕長が米側とどんなやりとりをしてきたのか、その中身だ」と指摘。河野氏が米軍幹部との会談のなかで、垂直離着陸機オスプレイの強行配備について「不安全性をあおるのは一部の活動家だけ」と事実をねじ曲げて発言していたことをあげ、「首相が自ら確かめるべきだ」とただしました。

 安倍晋三首相は「防衛大臣がすでに統合幕僚長から直接聴取し、オスプレイの安全性に対する地元の不安にかかる認識についても不適切な点はなかったと判断している」と答弁しました。しかし、仁比氏がオスプレイの佐賀空港への配備に対する地元の認識についてただすと、首相は「現時点で、地元の了解は得られていないと認識している」と答えざるをえませんでした。仁比氏は「民意に背を向ける統幕長の発言は言語道断だ」と厳しく批判しました。

 また仁比氏は、オスプレイの広域整備拠点(リージョナル・デポ)の日本設置を「検討対象」と発言した問題を取り上げ、運用面に加え整備面の「日米一体化」まで“軍軍”間の暴走で進められようとしていると批判しました。


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