2015年9月7日(月)
農業再建支援に努力
沖縄 赤嶺議員が台風被害聞く
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日本共産党の赤嶺政賢衆院議員は6日、台風15号によって農・漁業に大きな被害が出た沖縄県石垣市を訪ね、JAおきなわ八重山支店運営委員長の翁長孝雄さん(63)の案内で、農家などから被害状況と要望を聞きました。
同市平得の兼松正純さん(80)は、牛を約50頭を育てていますが、8月24日から25日にかけての台風で牛小屋のトタン屋根が飛ばされ、柱も引きちぎられていました。
兼松さんは「最大瞬間風速は71メートルというが、そんなものじゃない。牛小屋ではもっと強い風が吹いたと思う」と話し、農業用の機械だけで500万円以上、建物も入れると何千万円もの被害で、共済から受けられる補償はその一部だといいます。
案内した翁長さんのサトウキビ畑では、成長期にあったサトウキビのほとんどが真ん中から半分に折れていました。「こうなるとキビはもうどうしようもありません。畑を借りてつくっていたので、賃料から植え付け、肥料などあわせると70万円くらいがパー。泣くに泣けない」
赤嶺議員は「農家の被害は甚大です。どんな支援ができるか、専門家の意見も聞いて、農業再建支援に努力したい」と励ましました。
このほか、国の重要文化財である「旧宮良殿内(みやらどぅんち)」の被害状況も調査しました。
調査には、井上美智子市議が同行しました。