2015年9月2日(水)
戦争法案阻止
京大有志 集う
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京都大学の教員らでつくる「自由と平和のための京大有志の会」は1日、京都大学・西部講堂(京都市左京区)で、「安保法制」反対集会を開き、400人が参加しました。
登壇した山室信一・京大教授は、シールズなど各世代の行動に触れ「日本国中をうねりのようにおおっている」と強調。時の政府の判断で「存立危機事態」を決められるなど法案の欠陥を指摘し「国会審議で希代のザル法案であるとわかってきた。通れば憲政史上最大の汚点になる」と述べました。
高校生でつくる「T―ns Sowl」(ティーンズソウル)の高校1年ふきさんは「どこの国とも武力によらず仲良くできるのが希望だ。それは理想ではないと思う。まだまだ法案をとめられるし、平和をつくる行動は続く」と話しました。
「SEALDs KANSAI」の女子学生は「発言に立つことで教師の道が断たれるかもという不安を常に感じている。でも黙っていることはできない。戦争法案が通った後の社会に生きるのは、いま声を上げられない子どもだからだ。どんな社会を残すかはおとなたちの責任だ」と訴えました。
「安全保障関連法案に反対するママの会」発起人の西郷南海子さん、「京大有志の会」発起人の藤原辰史准教授、立命館大や京都教育大、佛教大の教員らがスピーチ。
京都大学職員組合は「学問は、戦争の武器ではない」と宣言した「京大有志の会」の声明に曲を付け披露しました。