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2015年8月31日(月)

きょうの潮流

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 人波にのまれ、地下鉄の出口から押し出されると、すでに周りは人の海。ひとりで、あるいは恋人や家族、仲間たちと。固い決意を込めたシュプレヒコールの大波に、体がふるえます▼十数万の人びとが政治の中心部を包み込んだ大行動。雨や曇天を突き抜けるような怒りのうねり。列島中がつながった「戦争法案反対」「アベは辞めろ」の大合唱。悪政に立ち向かう国民の姿は、この国の民主主義の底力を示しました▼集団的自衛権の行使を認めると安倍政権が閣議決定してから1年2カ月。「自衛」のためと強弁してきた法案はいまやボロボロです。安倍首相がパネルまで使った具体例を防衛相が覆す始末。これまで首相が掲げてきた口実は、ことごとく崩れています▼はっきりしているのは自衛隊が米軍の下請けになって海外の戦闘に参加すること。その判断を時の政府に白紙委任することです。国会の会期は残り4週間。まさにたたかいは正念場、「日本の命運を左右する」(『女性自身』)ときです▼戦争法案だけではありません。辺野古の米軍新基地建設、原発の再稼働、アベノミクス、雇用破壊、TPP―。私たちの暮らしや命にかかわる重大事を勝手に決めるな、主権者の声を聞け。政治の横暴を許さない国民の運動は最高潮に達しています▼世代をこえて集い、思いを一つにした空前の全国100万人行動。日本の社会や政治を語るうえで2015年8月30日は歴史に刻まれる日に。この国の今と未来を、われわれの手に取り戻そう。


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