2015年8月30日(日)
「建設反対」2700人集う
栃木・塩谷 指定廃棄物の処分場
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福島第1原発事故で発生した放射性廃棄物を含む指定廃棄物の処理で、環境省が一方的に、最終処分場の建設を迫っている栃木県塩谷町で29日、「塩谷町民指定廃棄物最終処分場反対同盟会」(和氣進会長)が緊急住民集会を開催しました。会場の総合運動公園には雨の中、町人口の2割を超える約2700人が集まり、一丸となって撤回を求めていくことを誓い合いました。
和氣会長は「町の自然と子どもの未来を守るため『町民心ひとつ』を合言葉に、白紙撤回を早期に実現しよう」と呼びかけました。
集会では、見形和久町長、手塚礼知町議会議長があいさつし、塩野谷農業組合青年部の手塚義法氏ら高校生を含む町民5人が決意表明しました。
日本共産党の梅村さえこ衆院議員が来賓あいさつ。「党派を超え、撤回させるまで全力でたたかう」と述べました。民主党の福田昭夫衆院議員、社民党の福島瑞穂参院議員、無所属(旧みんなの党)の渡辺美知太郎参院議員らもあいさつをしました。
予定地周辺では、環境省の作業員が現地入りする行動がみられ、同盟会が連日、パトロールを実施するなど緊迫が続いています。