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2015年8月30日(日)

安倍首相の政治団体・政党支部

年108回624万円 飲み食い

税金・献金原資に

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 「戦争法案」、原発再稼働など、暴走を続ける安倍晋三首相(衆院山口4区)。夜には、財界人やマスコミ関係者らとの会食が目立ちますが、今夏3回目の“お国入り”をした12日には、後援会などの会合に出たあと、下関市内の鶏料理専門店で県議ら後援者と食事しました。安倍首相の政治団体の「飲み食い」を調べてみると―。


 首相が支部長を務める「自民党山口県第4選挙区支部」の2013年の政治資金収支報告書によると、組織活動費の「交際費」などの名目で、地元下関市や北九州市などの料亭やレストラン、くじら料理店などへの支出が計56回、155万503円にのぼります。

 今回、利用した鶏料理専門店には、13年4月20日に14万円、同8月13日に2万2850円の支出が記載されています。

 一方、首相の資金管理団体「晋和会」の同年の政治資金収支報告書によると、組織活動費の「行事費(本会 会合費)」として、東京・赤坂のすし店や、同・六本木の焼肉店、同・永田町の料亭などに、計52回、469万2053円の支出があります。

 選挙区支部と晋和会あわせて1年間に108回、約624万円。3・4日に1回の飲み食いです。

 どういうお金で飲み食いをしているのか―。

 選挙区支部は、ニトリホールディングス300万円、商品先物取引の豊商事50万円など、3756万円の企業・団体献金を集めたほか、自民党本部からの寄付1200万円(政党助成金)がおもな収入です。(図参照)

 一方、晋和会の収入の大半は、「朝食会」の名目で開催する資金集めパーティー。都内のホテルで計6回開き、約8580万円を集めています。第1次安倍政権時代、安倍氏の意向でNHK経営委員長に送り込まれた古森重隆氏が会長を務める富士フイルムが300万円分、日本医師連盟が200万円分のパーティー券を購入するなど、形を変えた企業・団体献金です。支出は会場借り上げ料など約862万円で、利益率がほぼ9割というぼろもうけぶりです。

 3・4日に1回の飲み食いの原資は、企業・団体献金と国民の税金である政党助成金ということになります。

図:安倍首相の政治資金(2013年)

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