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2015年8月24日(月)

全国で若者いっせい行動 安倍政権に怒り 戦争法案止める

「ひたすら声を上げる」 「政府のウソを暴け」

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 23日、全国の若者たちが戦争法案の廃案を求めていっせいに立ち上がりました。北海道から沖縄まで、本紙が確認できただけでも21都道府県で集会やデモ、ロングラン宣伝などがおこなわれました。首都圏の学生たちでつくるSEALDs(シールズ=自由と民主主義のための学生緊急行動)が呼びかけたもの。東京では、シールズの「表参道デモ」、若者憲法集会実行委員会の「戦争法案つぶすデモ@吉祥寺」などが繰り広げられました。


東京・表参道

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(写真)「戦争法案を廃案に」と表参道をデモする人たち=23日、東京都港区

 学生を中心に、学者や親子連れなど幅広い6500人(主催者発表)が、東京・港区の表参道駅周辺をデモ行進し、「戦争法案絶対廃案」「安倍を倒せ」の声を響かせました。主催はSEALDsです。

 SEALDsの女性=大学3年生=が「このデモは若者が呼びかけているけど、日本国民みんなの問題です。一緒にがんばりましょう」とあいさつしました。

 大学生や高校生がスピーチ。高校2年生のタクヤさんがマイクを握り、「戦場に行き、命をかけてたたかうのは僕たち自身です。憲法違反を犯した政治家たちではない」と訴えました。大学1年生の女性も「平和安全法制の下に、私や私たちの求める平和はありません。私は、多くの人の不断の努力によって守られた憲法をないがしろにする現政権に怒っています」とスピーチしました。

 東京都八王子市から参加した男性(21)=大学4年生=は「僕はもともと自民党支持者でした。政権を任せるなら自民党と思っていた。でも今は、立憲主義も無視し、太平洋戦争と同じ道を歩んでいるようで、裏切られた気分です。ひたすら反対の声を上げ続けます」。

 沿道では手を振っていく女性や、ピースサインを向ける人、家から出てきてデモを見つめる住民や、パンフレットを受け取る店員などが目立ちました。

 「安保法案(戦争法案)に反対です」というのは、杉並区から買い物で通りかかった、出版会社に勤める女性(30)です。「法案が衆議院を通過した瞬間は怒りを覚えていたのに忘れかけていた。恥ずかしい。改めて考えるきっかけになったし、自分でも行動したいと思った」

京都

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(写真)「戦争法案絶対反対」とコールしながら京都市内をデモするSEALDs KANSAIの学生たち=23日

 「SEALDs KANSAI」がよびかけたデモが23日、京都市内で行われ、1800人が参加しました。

 出発の円山公園から四条河原町や三条大橋を約2時間かけて行進し、ラップ調の音楽に合わせて「戦争法案絶対反対」「安倍政権のウソを暴け」とコールしました。思想家の内田樹(たつる)氏がスピーチしました。

 京都造形芸術大学1回生の男性(18)は「戦争ができる国になる最悪の法案だ。政府が憲法も国民も無視しているのは独裁政治だ。いま全国で同じ思いを持った人たちが立ち上がっている。この動きは必ず日本を変えます」と訴えました。

 関西国際大学4回生の女子学生は「戦争はいつも、平和のためにと始まる。絶対に戦争につながる道を歩んではいけない。あきらめず、まだまだ叫び続けます」と述べました。

 初めてデモに参加した京都大学の大学院生(22)は「いままで無関心だったが、シールズ関西の街頭演説を聞いて、自分も行動しなければと動かされた。他国に揺さぶられて、加害者を生む国にしてはいけない」と話していました。


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