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2015年8月20日(木)

自衛隊文書「大臣答弁に反する」

小池氏、中谷防衛相を追及

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 中谷元・防衛相は19日の参院安保法制特別委員会で、統合幕僚監部が作成した内部文書について、「私の指示をふまえて法案の閣議決定後の5月下旬に作成したもの」と認めました。内部文書は、日本共産党の小池晃議員が11日の同委で暴露したものです。中谷氏は「(戦争)法案成立後に具体化していくべき検討課題をあらかじめ整理し、主要部隊の指揮官等に理解してもらうことを目的に、内部部局と調整しながら作成した」と説明しました。

 小池氏は、中谷氏が11日の同委では内部文書について、「法案が成立した後、これは検討を始めるべきもの」と答弁していたことを指摘。大臣指示で作られていたのなら「大臣自身の答弁にも反する」とただしました。

 中谷氏は「統合幕僚監部として当然必要な分析・研究を行った」などと答弁。小池氏は、内部文書は、分析・研究にとどまらず、「平和安全法制に基づく主要検討事項」となっており、国会無視の暴走だと批判しました。

 中谷氏は「(文書には)実際の運用要領の策定、訓練の実施、関連規則の制定は含まれていない」として、「内容に問題はない」と主張。小池氏は「『運用要領の策定』などは、検討を通り越した法案の具体化ではないか。苦し紛れのごまかしだ」と批判しました。


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