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2015年8月20日(木)

岩手県知事選 5野党党首共同会見

志位委員長の発言

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 19日に盛岡市内で行われた5野党党首共同記者会見で、日本共産党の志位和夫委員長の冒頭の発言を紹介します。


写真

(写真)記者会見で発言する志位和夫委員長=19日、盛岡市

 日本共産党の志位和夫でございます。私たちも5野党の一員として、達増拓也さんの3選のために全力をあげる、ご支援を訴えるために、今日はやってまいりました。

 私たちが達増岩手県知事を支援する最大の理由は、被災者の苦しみに心を寄せ、被災者の立場にたった復興をすすめてこられたということにあります。

 被災直後から、私も知事にお会いし、知事がどういう姿勢で復興に取り組んでおられるかに直接接し、本当に心強く感じたのですが、その後の経過をみておりますと、たとえば被災した県立病院の四つの病院の再建に道筋をつけてこられた。あるいは、医療費と介護保険の利用料の免除も、他県は打ち切っているわけですが、これをずっと続けている。あるいは、住宅再建でも、県と市町村が協力して、100万円上乗せの独自の補助を行う。さらに被災した中小企業への修繕・復旧のために独自の県の補助をつくる。国がやらないことでも県はやるという姿勢で、被災地の復興に取り組んでこられた姿勢を、私たちはたいへんに心強く思っております。共産党の県議団としても達増県政の予算案・決算に賛成してまいりました。そういうなかで、県知事選挙にあたっては、達増さんを支援してたたかうということを決めました。

 それにくわえて、この間、達増知事が、いま国会で問題になっている安保法案――私たちは戦争法案とよんでおりますが、これに対して「違憲の安保法案は白紙撤回すべきだ」というたいへんに明確なご発言をされ、本当に心強く思っているところです。

 私たちは、国会の審議を通じて、この法案の危険性と違憲性はもうはっきりしたと考えています。無制限に海外での武力行使に道を開くものだと――これは集団的自衛権という点でも、米軍への兵たんという点でも、あらゆる面で無制限の海外での武力行使に道を開くものであって、この法案は撤回・廃案にすべきというのが私たちの立場です。

 今回の知事選挙でそのことを堂々とかかげておられる達増知事が圧勝するという結果がでれば、岩手県から、平和の声を全国へ、さらには世界へと発信することになるわけで、大きな意義があると考えております。全国的な意義をもつ選挙で、大きな勝利を、他の野党のみなさんと力をあわせて勝ち取っていきたいと考えております。

 最後に一言、国会の問題ですが、衆議院段階では、この野党5党で党首会談を何度かもちまして、「強引な採決に反対する」という一致点を確認して、最後まで一致結束した対応をやってきたことは重要な意義があると考えております。ぜひ参議院段階のたたかいでも、「安倍政権の暴走は許さない」という立場で、5党が結束して対応することを願っています。私たちはその一翼を担って、廃案を目指して力を尽くしたいと決意しています。


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