2015年8月18日(火)
笠井氏が「安倍談話」批判
富山・小矢部市 ゆかりの国会議員が討論
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富山県小矢部市にゆかりのある国会議員による討論会「ふるさとトーク」が15日、同市興法寺地区で開かれ、150人が参加しました。
「ふるさとトーク」は、同地区生まれの馳浩衆院議員(自民)と、笠井亮衆院議員(共産)の妻の貴美代さん(現新日本婦人の会会長)が同地区出身だということで馳、笠井両議員の対談として2008年に始まったもの。今年で6回目を数えます。回を重ねるごとに参加する国会議員が増え、今回は柴田巧参院議員(維新)、山田俊男参院議員(自民)、橘慶一郎衆院議員(自民)も加わりました。
馳氏の司会で、与党と野党に分かれて、安倍首相の「戦後70年談話」や戦争法案、TPP(環太平洋連携協定)などについて、意見をたたかわせました。
「安倍談話」について笠井氏は、「侵略」「植民地支配」「痛切な反省」との言葉が入っているが安倍首相自身の言葉によるおわびがないと批判。誤りを誤りと認めてこそ北東アジアでの信頼関係を築くことができる、とのべました。自民の3氏は、キーワードがすべて入り、基本的に歴代首相の談話を受け継いでいると評価。柴田氏は、70年談話を出すことに疑問をのべました。
戦争法案について笠井氏は、自衛隊の統合幕僚監部が法案成立を前提に作戦計画を立てていたことを批判。違憲の戦争法案を廃案にし、中国や北朝鮮の問題は外交的に解決すべきだと強調しました。
自民党の議員は、中国の膨張に対して備える必要があるなどと強調。柴田氏は、政府案に反対としつつも、参議院に修正案を提出して与党と協議すると言明。自民党議員から、「反対なら反対という姿勢をはっきりさせて国会に臨むべき」だとの声が出されました。