2015年8月18日(火)
平和な未来へ 手つなごう
仙台 教育のつどいで交流
「みんなで21世紀の未来をひらく教育のつどい―教育研究全国集会2015」(教育のつどい2015)が16日から仙台市内で開幕し、17日には、特設分科会「東日本大震災からの復興をめざして」をはじめ29の分科会が始まりました。三百数十のリポートが報告され、戦後70年、子どもたちに平和な未来を手渡すために手をつなごうと18日まで討論、交流します。
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「戦争法案」をはじめ「戦争する国」づくりへ暴走する安倍政権と国民との矛盾が深まり、憲法や子どもの権利を大切にした教育をとの声が高まるなかでの集会となりました。
16日の開会全体集会には教職員や父母、研究者ら1400人が参加。来年度から中学校教師として働く岐阜県の大学院生(24)は「不安もあるが、ここにいるたくさんの先輩と頑張りたい。子どもたちに、平和な社会を引き継ぎたい」と話します。
実行委員会の梅原利夫代表委員(民主教育研究所代表運営委員代行)はあいさつで、戦後70年のいま、東日本大震災の被災地につどう意義は大きいと強調。「教え子を再び戦場に送るな」という不滅の決意をいま発揮すべきであり、若い世代が立ち上がっていることに希望の光が見えると話しました。
地元宮城の高校演劇ОBらが人間魚雷「回天」をテーマにした劇を演じ、被災地の元小学校教員が子どもと教育をめぐる現状と課題を発言。TBS「報道特集」キャスターの金平茂紀さんが講演しました。