2015年8月12日(水)
駅前文化祭中止で姫路市提訴
「安倍政権NO!首相官邸包囲」行動に呼応しようと開かれた「駅前文化祭」を兵庫県姫路市が中止させたのは不当と西播地域労働組合総連合(谷口善弘議長)は11日、神戸地方裁判所姫路支部に提訴しました。
7月24日、JR姫路駅北側広場でのイベントが、許可条件に反するなどとして、「アベ政治を許さない」ポスター撤去やビラ配布、ビラを掲げるパフォーマンスの中止を求め、使用許可が取り消され、中止に追い込まれました。
原告代理人の吉田竜一弁護士は、「権力風刺の表現行為を差し止めたことは極めて重大」と強調しました。
西播労連の出田馨事務局長は「イベントの中止命令を出した憲法上許されない行為。そのことをまず自覚し、その上でふさわしい謝罪をしてもらいたい」と語りました。
弁護団は姫路市に、西播労連に対する謝罪と抜本的改善策、「駅前文化祭」をやり直す機会を求めるとともに、応じた場合は訴訟を取り下げるとの申し入れをおこなったことを明らかにしました。