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2015年8月10日(月)

長崎被爆70年 米首都で追悼

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(写真)広島での被爆体験を語る松山五郎さん(右端)の話を聞く集会参加者ら=8日、ワシントン(島田峰隆撮影)

 【ワシントン=島田峰隆】米国の首都ワシントンで8日夜(日本時間9日午前)、長崎の原爆犠牲者を追悼し、核兵器の廃絶を求める集会が開かれました。広島で被爆した松山五郎さん(86)と千葉孝子さん(73)も参加し、被爆体験を語りました。

 集会は、米国の反核平和団体「ヒロシマ・ナガサキ平和委員会」が毎年主催しています。ホワイトハウス前に集まった市民らは、ろうそくを手に輪になり、原爆投下時間に合わせて約1分間黙とうしました。

 同委員会のジョン・スタインバック氏は「被爆70年になるのに世界にはいまだに1万6千発近くの核兵器がある。ヒロシマ、ナガサキを二度と繰り返さないために、できることから実践しよう」と呼び掛けました。

 松山さんは「被爆者が高齢化し、体験を語れる時間が少なくなってきた。米国や世界の人々と力を合わせて平和をつくりたい。ノーモア・ヒバクシャ!」と発言。千葉さんも「みんなで力を合わせれば平和は可能です」と核兵器廃絶を訴えました。

 ワシントン在住のキャロル・ウィルケンさん(76)は「昨年の夏に広島を訪れ、日本の人々の核兵器廃絶への真剣な思いに感銘を受けました。被爆の実相は、世界中の人が知り、伝えていかなければならないものだと思います」と感想を話していました。


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